動画作成の素材のひとつ、BGMや効果音は欠かせない要素ですよね。
しかし、好きな音楽を何でも使えるわけではありません。YouTubeなどでも年々厳しくなってきているのが著作権です。知らずに侵害してしまうと、最悪の場合には動画削除やアカウント停止も!?
そこで今回は、気軽に使える音楽を提供しているサイトや便利ツール、著作権侵害にならないために気を付けるべきことをまとめました。
YouTubではもはや定番!人気のBGMサイト5選
これらは無料&フリーもしくはクレジット表記だけで使える音楽を多数提供してくれているサイトです。それぞれの規約を確認して、自分の作りたい動画や用途に合うものを選んでみましょう。
1.フリーBGM DOVA-SYNDROME
報告・リンク不要
一部の曲はクレジット表記が必要
利用範囲内での加工・改変OK
二次配布×
BGM配信・音楽メインの動画などへの利用禁止
言わずと知れたフリーBGMの最大手サイトです。
ジャンルやテーマ別に分類された音楽が約3000曲以上あり、効果音やジングルも揃っています。
様々なクリエイターが作曲したコンテンツを集めているため、作風も多種多様です。そのため曲によって規約が違う場合があります。ほとんどの音楽は著作権フリーで使えますが、一部クレジット表記が必要なものもあり、注意が必要です。
よく利用されている楽曲
・昼下がり気分
・Morning
・2:23 AM
・少年たちの夏休み的なBGM
・ぐだぐだな感じ
・Cat life
・追いかけっこキャッハー
・なんでしょう?
・かえるのピアノ
・おなじみの風景
・とある日常
・しゅわしゅわハニーレモン350ml
Youtubeでよく聴くものばかりですね。
あまりにも利用されすぎていて同じものばかりな印象もあります。
2.魔王魂
報告・リンク不要
クレジット表記が必要
利用範囲内での加工・改変OK
アダルトコンテンツへの使用可○
二次配布×
プロ作家の森田交一さんが作った曲を無料でダウンロードできるサイト。こちらもかなり有名で、一部歌唱曲はカラオケで配信されています。
ゲームやアニメなどに特化したフリーBGMが豊富で、ロックやポップス、オーケストラなど様々あり、曲数も約1万曲以上と圧倒的です。効果音やボイス素材も充実しています。
特に規約が緩く、自作発言や二次配布禁止など最低限のルールさえ守れば自由に使っていいのがありがたいですね。
サイトではスマホでも視聴可能な高品質曲の配信もしています。こちらはリスニング専用なので素材としての利用はできません。
よく利用されてる楽曲
・シャイニングスター
・Burning Heart
・8bit24サブタイトル:ZinniA ファミコン版
クオリティは抜群ですが、
まじめな曲なのにネタのように利用されていると
ジワジワ面白いですね(笑)
3.甘茶の音楽工房
報告・リンク不要
クレジット表記は基本的には不要
利用範囲内での加工・改変OK
二次配布×
BGM配信や音楽メイン動画には著作権や曲名のクレジット表記が挿入される場合も
甘茶の音楽工房はジャンルやイメージから簡単に検索することができ、あらゆる分野の動画に使えるBGMが約1000曲ほど揃っています。和風やファンタジー、ゲームなどに特化したジャンルがあるのも特徴的です。また、アイキャッチなどの短い曲や歌ものもあります。
別館として、「甘茶の音楽工房」のアレンジ曲を中心に、クラシック楽器を用いた楽曲を配布している「ノスタルジア(甘茶の音楽工房別館)」というサイトもあるので、そちらも併せてチェックしてみることをおすすめします。
よく利用されてる楽曲
・春のパヤパヤ
・レトロゲームセンター
・ファミポップⅢ
・ボス戦
・球体
ゲーム実況やゆっくり動画にも使い勝手のいい曲が多い感じです。
4.BGMer
報告・リンク不要
クレジットなどは可能な限り表記
利用範囲内での加工・改変OK
二次配布×
BGM配信や音楽メイン動画には著作権や曲名のクレジット表記が必要
BGMer(ビージーエマー)はジャンルや雰囲気、人気順から検索できるサイトです。
一つの曲でショートサイズとロングサイズのどちらも用意されているので、用途によって使い分けができます。ショートは1~3分ほど、ロングは5~12分ほどの長さの曲が多いようです(曲によって違います)
視聴が簡単で、YouTubeに動画も上げられているので背景などからも曲のイメージが分かりやすくなっています。
よく利用されてる楽曲
・口笛吹いて
・のんびり作業
・Hello World
・おひさまハミング
・夕暮れコスモス
けっこう動画で聴いたことあるかも!
5.YouTubeオーディオライブラリ
報告・リンク不要
曲によってクレジット表記が必要(他媒体では必須)
加工・改変については不明
二次配布×
YouTubeオーディオライブラリは、YouTube公式のフリーBGMサイトです。
BGMは約4万種類、効果音は約1万種類と屈指の曲数を誇ります。
YouTubeに登録している人なら誰でも使えて、著作権侵害の心配がないので安心です。ただし、曲によってはクレジット表記が必要なものもあります。YouTube以外で使う場合は必須です。
よく利用されている楽曲
・Spring In My Step
・After School Jamboree
・Claudio The Worm
・If I Had a Chicken
あの人気Youtuberが使ってる有名な曲も…!
以上、動画作成に使える人気のフリーBGMサイト5選でした。どのサイトも素敵な音楽がたくさんありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。動画作成の参考になれば幸いです。
YouTubeで著作権侵害の申し立てをされた場合の対処法
YouTubeで動画を投稿していると、著作権侵害の申し立てを受けることがあります。これは、あなたが使用した音楽や映像などが、他人の著作物であると主張されることです。著作権侵害の申し立てを受けた場合、どうすればいいのでしょうか?
まず、申し立てが正当なものかどうかを確認しましょう。
YouTubeでは、著作権侵害の申し立てをする際に、申し立て人の連絡先や著作物の詳細などを記入する必要があります。これらの情報を見て、あなたが使用した音楽や映像が本当に他人の著作物であるか、また、その著作物に対して申し立て人が権利を持っているかを判断しましょう。
事例1:動画の撮影で入った店でBGMとしてプロのアーティストの楽曲が流れていた
事例2:歌ってみた動画でCDの音源を使ってしまった
事例3:絵本の読み聞かせ動画で版権元の許諾を取っていなかった
これらはよくやってしまいがちな違反行為ですので、注意しましょう。
申し立てが正当なものであると判断した場合は、動画から音楽や映像を削除するか、動画を削除することになります。YouTubeでは、音楽や映像を削除するためのツールを提供しています。また、削除する場合はチャンネルへの影響を最小限に抑えるために、速やかに行うことが重要です。
もしその指摘が不当だと判断した場合は、YouTubeに対して異議申し立てを行うことができます。
実際に、フリーBGMを使用しているのに全く関係ない団体から著作権侵害の申し立てが来ることがあるようです。明らかに詐欺だったり、間違いだったりすることが証明できるようなら毅然とした対応を取ることで回避できる可能性があります。
事例1
有料サイトから許可を得て料金を支払ってダウンロードしたBGMが全く別の違う曲だと指摘された
この場合、ダウンロードした楽曲の許諾契約書のPDFを所有していたことで、異議申し立てにより著作権侵害の申し立ては取り下げられたそうです。
まとめ
YouTubeで著作権侵害の申し立てをされた場合は、パニックにならずに冷静に対処することが大切です。正当な理由があれば、あなたの動画は守られる可能性があります。しかし、無断で他人の著作物を使用することは避けるべきです。YouTubeなどのコンテンツの作成には利用フリーの音楽や映像を提供するサービスを活用しましょう。